自分を見つめ直す

1年以上前の投稿ですが、脳科学者の茂木健一郎さんがブログでこのような投稿をしていました。

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茂木健一郎 公式ブログ - さまざまな経験を本質に戻していく人格の統合力 - Powered by LINE

 

茂木さんのいう「経験を本質的課題に戻すこと」は、その情報が必要か、不要かを判断する自分の〝判断基準〟を自覚しているから可能になるとおもいます。

人はそれぞれ自分独自の判断基準を持って、日頃出会う情報を取捨選択、再編集することで、自分という一個の人格を保っています。

人生という経験のスペクトラムを、一つの視点から束ねて、まとめあげていくこと。このような人格の統合力が、とりわけ現代のような情報のジャングル時代においては必要な心がけ、スキルの一つとなる。

情報ジャングル、情報の大洪水にのまれ、自分のアイデンティティが定まらない、自分の判断基準を喪失している人がたくさんいる。そんな時代状況を見ての茂木さんのメッセージだと思いました。

 

確かに、自分の判断基準、自分がどういう人で、何を良しとし、どんなことをしていきたいのか?これを明確にしておくことは一段階非常に大切なことだと思います。自分がどんな価値観を持っているのか、明確に説明出来なければ、社会で信頼関係を構築していくことはできません。

 

自分の判断基準が明確に分かったら、次に大切なことは何か?

「なぜ、何のために、この判断基準がつくられたのか?」

「どのように、この判断基準がつくられたのか?」

「何が元になって、この判断基準がつくられたのか?」

といった

自分の判断基準が生まれた背景や仕組みを知り、根源に遡ること

が大切になります。

 

なぜ大切なのか?

茂木さんの表現、本質的課題という言葉に再び置き換えて考えると、

「なぜそれを自分の人生の本質的課題としているのか?」

「それが本当に自分の課題としてふさわしいものなのか?」

「何かのちょとした出来事がきっかけで、課題として思い込んでるだけなんじゃないか?」

というように自分自身の大前提自体を見つめ直すことにつながります。

 

「えー、めんどくさい。。そんな考えてたら何も行動できないじゃん!」と思う、そこの君!

気持ちは分かります´д` ;

 

しかしここまで徹底的に自分自身を遡って大前提を見ていかないと、ボタンを掛け違えたまま進んでいくのと同じで、最後の最後で「あ、最初から間違ってたんだ。。」と悲惨な事態に陥りかねません。

 

より良い人生を送るためにも1番深い世界から、自分の判断基準、人生のテーマや課題を見つめ直していくことは大切です。ただこれは本当は非常に困難なことなのですが、私は認識技術と出会って目の前に映る認識画面、過去・現在・未来、すべての時空間と存在を首尾一貫して自分の人生のテーマと繋げて整理することが可能になりました。