人間はSocial Animal
人間は一人で生きていくことはできません。
人間はお互いに支え合う社会性を持った生き物であり、集団や社会を創っていく存在です。
そして、社会というつながりは共通意識の上に成立しています。
自分だけが違うことをしようとしても、その共通意識を無視して生きていくことはできません。
自分の夢や目標を実現するためには、
自分の表現や主張、行動を受け取ってくれる〝場〟が必ず必要になります。
だから、
人生における成功とは、自分一人で完結するものではなく、
常に周りや社会生活の中で自分がどう役に立つのか、どう在りたいのかで、生きる意味が決定され、
成就されるのです。
本当の個性とは、大部分の共通土台の上に成り立つ、
その人オリジナリティです。
大きな大きな舞台の中で、自分にしか果たせない役割とは何なのか?
この舞台を意識することもなく、共通意識がなければ、
他人に理解されることも難しく、個性を本当に活かすことはできないのです。
しかし、普通人が一生懸命にやろうとしていることは、
ベースにある大部分の共通性に目を向けずに、
自分の個性を活かそうとすることばかりです。
ずっーーと視点を引いてみれば、
自分というこの体をもった存在はこの大宇宙の塵にもみたいないちっぽけな存在です。
その事実と共通性を無視した上で、個性だけを見るというのは、
先っちょばかりをドアップで見ている状態で、
全体が見えず、何をどうすればいいか分からないのも当然です。
本当に引いて引いて、引いて観て、
全てが繋がったイメージができた時に初めて、
外見的にも経験的にも、社会の中でその人にしかできないものが、個性として輝いてくるのです。