個性は諸刃の剣
個性を磨く、オリジナリテを出す、などとよく言いますが、
個性、オリジナリティとは一体何でしょうか?
個性はあくまで周りの環境によって作られたものです。
作られたことが悪いのではなく、
それを自分自身だと思い込むことが問題を引き起こし、個性を殺すことになります。
個性を自分自身から引き離し、客観化して扱うトレーニングをすることで、
ペンや歯ブラシを使うように、道具として個性を自由自在に操れるようになっていきます。
個性は諸刃の剣でもあります。
適材適所で個性を発揮すれば、自分も周りも活かすすごい力を発揮しますが、
闇雲に自分を出そうとすると、場をかき乱すばかりでなく、自分自信をも殺すことになります。
自分の個性を明確に理解していない人が人と出会うと、
無意識で自分も相手も傷つけてしまい、疲れきってしまいます。
直接的に相手に対して暴力的な言葉を使おうが、心で軽蔑しようが同じことです。
自分の個性をちゃんと掴んでいないと、
無意識レベルで相手に対して反応してしまうので、
自分も相手も傷つけていることに気づくこともできない、苦しい状態になってしまいます。
個性を自分も他人も活かす活人剣にするためにも、
個性の使い方を鍛え、認識能力をバージョンアップさせていくしかないのです。