条件反射で生きてしまう原因

目の前の現象に左右されず、自ら意志を立てて人生を再創造する生き方をするには、

どんな問題をクリアしなければならないでしょうか?

 


そもそもなぜ、人間は目の前のことに併せて条件反射する生き方になってしまうのでしょうか?

それは以下のようなことが原因となっています。

 


決定論・因果論からくる無力さ、虚無感

人間は誰もが、この世に生を受けた瞬間から、自分の自由選択意思とまったく関係なく物事が決まってしまっている決定論・因果論から自由になれないという根本的な限界の中で生きているため、誰もが自分の主体的意思の無力さ、虚無感が心の奥深いところから生まれてしまいます。

この無力さ、虚無感が周りにあわせる、条件反射に身を委ねることに繋がっているのです。

 


○根拠がわからない

五感覚脳は条件状況によって変化する不安定な相対世界の情報を集め、それをより集めて自分なりの答えをもとに判断をしています。

足下がグラグラな上でギリギリの状態で生きており、

明確な生きる根拠や意思決定の根拠、思考論理展開の根拠が、実はさっぱりわかっていないのです。

明確な不動の根拠がないため、無意識深くに生きる恐怖、無知の恐怖、死の恐怖が横たわっていて、力強く不動の心で生きる生き方につながらないのです。

 


○観念の境界線

自分と自分以外の世界に強烈な観念の境界線があるために、

自分と他者や自然、宇宙、歴史との関係性を持てずに、分離され、つながりを感じることができずに、非常に不安定な心の状態で生きています。

 


このようなことが原因となり、人間は本質的なことに考えを継続的に発展させることなくて、目の前の浅薄な現象に条件反射することに忙しい生き方になってしまっているのです。