強烈な癖
人間は、いつもやってしまう癖があります。
観点に縛られていることを知りません。
電車に乗ることに例えていえば、電車が来たら、
普通に乗ろうとすれば乗れるのに、
乗る前についついトリプルアクセルをしてしまって、
乗り損ねてしまうようなものです。
意識すればできるにも関わらず、
つい条件反射で無意識にやってしまう。
それが癖です。
人間のの最も強烈な癖は、「体が自分」
と思い込んで、自分は生きていると思い込むことです。
「この体の自分は生きている」
ことは現代では当たり前な価値観ですが、
本当に疑う余地がないことでしょうか。
あなたは、生まれたこともないから、死ぬこともない、不生不滅、
真実そのものだと言ったのがお釈迦様です。
「自分は生きている」という強烈な癖・観点に縛られていては、
本当の自由を得て、心がスッキリすることはできません。
今までは、ごく一部の人間だけが癖・
観点から自由になる悟りを得ていた時代でした。しかし、
これからの時代は誰もが当たり前に悟ることのできる時代になりま
す。悟った人たちが連帯して、
本当のチームプレイをやる時代です。
いつもやってしまう癖・観点から、
誰もが自由になれるのが認識技術です。
認識技術を通した学びは、今までの学校での勉強のように、何かを教えてもらおうとする受け身ではなく、能動的、主体性を持つことが非常に大切です。
自ら本当にその癖を矯正したいと、本気で望む。
その懇切さが必要になります。