人間が無視してきた世界

人間がずっと無視してきた世界があります。

それは〝心の世界〟です。

 


心は考えや感情のことではありません。

考えや感情を生み出す、観点を生み出す根本素材になるものです。

 


自分の部屋にずっといろ、と言われたら最初は心休まるかもしれないが嫌でも外に出たくなります。

でも人間はずっと自分の観点という部屋の中にいて外に出たことがない。

自分の観点だけが全てだと思い込み、そこに居続けてしまっている。

 


心はずっと窮屈なところにいたら、出たくなる性質があります。

 


これからは観点の外の世界を使って生きる時代、つまり心を使って生きる時代です。

それは人間の一人ひとりの認識活動自体を、1つの映画作品のように商品化する時代になることも意味します。