機械化される人間

そもそも人間は誰もが生まれた時からずっと、自分の知らない間に脳の中につくられている「考えの走る道」を使って考えている。

「考えが走る道」は因果律や方程式や一般常識が当てはまる。(選択肢が2つしかない二分法的な論理展開の構造)

「考えが走る道」がないところでは、人間はどんな判断も思考も不可能。

↪︎問題は“①自分自身の「考えが走る道」を自ら創ることができないまま、誰かが作った既存の道を知らず知らずに使い、

②さらに、その考えが走る道を行ったり来たり反復する過程で、その観点だけに固定されてしまうこと。”

=自分の全ての判断と思考が、自らの知らないうちに誰かがつくった「考えの走る道」に支配されてしまい、まるで操り人形の様に条件反射的な反応しかできないまま、思考範囲が固定されてしまってるということ。

⇨この状態では、どんな情報データが入っても出て来る結論は決まっていて、自由な発想や総意性は生まれない。