個人主義と関係主義
「チームの役に立てる人になるぞ!!」
これは小学生の時に所属していた少年野球のチームで、目標をみんなで書いた時に私が立てたものです。
小学校の頃の友達とは仲が良く、こんな仲間達と一緒に野球ができること、チーム一丸となって勝利目指すことが本当に楽しかった。
ボール拾いでも、荷物運びでもなんでもいいからチームの役に立ちたい!
そんな純粋な気持ちで立てた目標だったと思います。
それが中学校に上がった時には、自分の中にどんな気持ちの変化があったか。。
「仲間なんていらない。9ポジション全部自分になればいいのに。。」
恐ろしいほどの変化です。
当時本気でプロ野球選手になることを目指し毎日自主トレに励んでいたので、バッティングの飛距離も伸び、陸上部の大会に出て優勝するほど足も速くなって、楽しくやってた仲間達を見下す気持ちが出てきていたのです。
当時はイチロー選手やサッカーで言うと中田英寿選手が大活躍していた時代。
田舎の小さい世界で育った私は、海外で活躍する強烈な個性を放つカリスマ達に心密かに憧れを抱き、「絶対に大きな世界に出て大活躍する!!」そんな
立身出世欲が大きくなっていました。
時が経ち、社会に出てみた時に、本当に周りに必要とされるのはマインドはどちらなのか分かりました。
どんな些細なことでもよいから周囲に貢献する意識。これが人の信頼を掴み、人とのつながりを生み、人との関係性から新しい仕事がクリエイトされる。
社会はWIN-LOSEの個人主義ではなく、WIN-WINの共生の意識から成り立っていることを様々な仕事や人達と関わっていく中で実感しています。
そしてこのWIN WINの意識こそ、日本の強みであり、和心であり、真理そのものだということを認識技術と出会ってより明々白々に論理とイメージで理解できました。
西洋が開発した個人主義のエンジンで、今世界は行き詰まっています。
日本の「和をもって尊しとなす」の新しい成長エンジン。そこからくる新しい関係性の結び方やクリエイティブがこれからの時代を切り開いていきます。
私自身、個人主義に傾いて走ってきた心を、小学生の時に抱いていたみんなで成功、勝利を目指す関係主義へと戻し、日本にしかできない新しい成長エンジンの胎動を力強くメッセージ発信していこうと思ってます。