資本主義の扇動にハマらない
資本主義は仕組み上、お金を稼ぐための能力を高めることや地位や財産を得る欲求を高めることを1人1人に扇動します。
それはつまり個人主義を助長することに繋がります。
個人主義の中では、
「自分の欲求を無限大に高めていって、欲しいものを手に入れていく」
ということがおおよそ共通の成功のイメージになるのではないでしょうか。
このようなやり方では、心も体も疲れ果ててしまい、
今ここの幸せを感じる余裕すらなくなってしまいます。
周囲より抜きん出ようと、いつも周りと相対比較しながら目標を決めて、
「このままでいいのか?」と自問自答しながら生き、
心から安定するゆとりがなくなってしまいます。
「さとり世代」と呼ばれる若者に代表されるように、
現代人は物欲も名誉欲も昔ほどなくなってきているので、
資本主義を稼働するコアがなくなってきている状態です。
そんな中で未だに上記のような成功イメージを持っていては、
辛いばかりではなく、時代遅れになります。
成功イメージをチェンジすることです。
それは
「個人的な欲求を限りなく小さく、ゼロに向かわせていくこと」
そうすることで、
「今この瞬間、無限大の達成感を味わう」ことができる。
〝欲求〟に対する逆のアプローチを取るのです。
それは資本主義や社会の仕組みに扇動されないことでもあります。
そして、自分自身の脳の仕掛けるマトリックスゲームに勝利することでもあります。