人間としてのプライド

人はどんな時にプライドをもつでしょうか?

「この分野なら誰にも負けない」「これは私にしかできないことだ」

というように自信をもって独自の価値を提供できると思うこと、オンリーワンと思えることにプライドを持つのではないでしょうか?

 


個人レベルで見たら、頭が良い、人付き合いがよい、スポーツが得意。。などなど様々出てくるでしょうが、個人ではなく『人間』という大きな括りで見た時に、果たして人間は何にプライドを持っているでしょうか?

人間にしかできないことは何なのでしょうか?

 


地球上で人間以外の存在がしていないこと。

それは思考や感情を生産する〝精神活動〟です。

人間はそこに大きなプライドを持っていました。

 


しかしAIの登場によって、人間のプライドが大きく傷つけられる緊急事態に陥っています、

人類は人間の知能を超えるような存在には今まで出会ったことがありませんでした。

しかし、人間自らが産んだAIによって、歴史上はじめて私たちの知能をはるかに超える予測不可能な存在が地球上に現れることになります。

 

理性、知性、そして感性すらも人間の性能をはるかに超えていくのがAIです。

これは人間の仕事を奪うことに直結します。

 


個人の小さいプライドでどんぐりの背比べをしてる場合ではないのです。

「人間にしかできないことは何なのか?」

「そもそも人間の存在意義とは何なのか?」

といった本質的な問いに、小さな個人ではなく人間として向き合い、真剣に答えを模索しなければならない段階に来ているのです。

 


各種の技術の発達により、現実感覚が崩壊していく中で、

人間のプライドを回復させ、次元上昇させることができる教育とそれを可能とする技術が今求められています。