理性の力、感性の力

社会生活を営む上で、合理的な理解やロジカルに物事考えることは、

共通認識を得て人と協力体制を組むために必ず必要となります。

 


しかし、そもそも人間は不完全な認識を持った存在です。

全体が満足する、スキのない完璧な理論や論理体系は持ち得ないのです。

 


だからその上に構築されたシステムのうえで生存活動を営んでいては、

必ず歪みが生まれ限界が生じます。

 


その限界が一人一人の怒りという感情になって、

システムや合理性に対する反発心として生まれ、

上部構造が下部構造をひっくり返す革命が生じます。

 


上部構造の理性の力と

下部構造の感性の力が拮抗して

今の目の前の現実画面が成立しているのです。