我慢・不安・恐怖の時代を終わらせる
動物と比べて、人はかなり未熟な状態で生まれます。
1人では何もできず生きていくことが不可能な状態なので、
親の助けが必ず必要です。
そうなると、自分の生存のために親の機嫌を伺って我慢する、親が機嫌を損ねないか不安になる、親に見捨てられる恐怖など、マイナス感情を知らないうちにかなり蓄積しているのです。
そこで形成された観点を持って、いろんな現象と出会い、良い悪いの価値判断基準を作っていくのです。
我慢・不安・恐怖をベースにして作られる判断基準を持てば、攻撃本能を育てることになります。
例えそれが表面化されていなくても、無意識深くでは攻撃意欲が満々です。
人間は生まれながらにして戦争する宿命を持っているのです。
今までの歴史文明はこの攻撃本能をどう抑え、どこに新たな攻撃対象をつくり、攻撃エネルギーをコントロールしていくかがポイントでした。
これでは自分の文明の中で平和は作れても、外に対して攻撃のエネルギーが向かうので、世界全体で見れば、戦争は終わりません。
これを解決するには、我慢・不安・恐怖が生まれる前、〝愛〟の状態に戻らなければなりません。
それは観察する対象が完璧に消えた世界です。
相手と自分が一つ、世界と自分が一つの状態です。
この状態になって初めて、力によるエネルギーの統制ではなく、心によるエネルギーの統制が可能になります。
それには悟りが必要になります。すべてが脳の錯覚であることを明確に知ること。
生まれ育った環境、家族に育てられた思い出、出会った人々、すべてがVRの中での出来事だということを知ることです。
それは当然が当然でなくなる経験です。そうすれば全てに対する心からの感謝も生まれてきます。
絶対愛に戻ること、そこから、心の使い方、エネルギーの使い方を知る。
そんなことを知った人たちの団結により、新しい時代が拓いていくと思います。