西洋が取り入れていなかった盲点

西洋の宇宙観では、

ビッグバンと呼ばれる大爆発によって宇宙ができ、銀河系、太陽系、地球、植物、動物、人間が誕生したとみています。

この状態でみれば「物質の宇宙(客観的宇宙)」だけの「宇宙が1個」しか見ていません。

 


しかし、“観点”を取り入れてみたら、

動物の観点や人間の観点から見ているそれぞれの宇宙があります。

カエルにはカエルの宇宙があり、

人間には人間の宇宙があるように、

それぞれの存在がそれぞれの宇宙を持っていることは「意識の宇宙(主観的宇宙)」を考慮しているということです。

 


科学技術の世界は、物質の宇宙にとどまり、

意識の宇宙を認めません。

それぞれの観点や自分とは違う観点を疎外してしまうため、心が狭くなってしまうのです。

 

そもそも観察する対象と、認識主体との関係性を取り入れてなかったのが、西洋の盲点ではないでしょうか?


人間の尊厳を回復させ、学術の限界を突破していくためにも、“観点”を取り入れ、主体と客体の関係性に着目していく必要があるのです。

 

 

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人間の脳の観点で見る宇宙だけがこの宇宙の全てではありません。

例えば、蛇の脳、カエルの脳、犬の脳、

それぞれの脳の観点でみれば、

どんな宇宙が展開されるのでしょうか。

 


条件付けられているのです。観点のことを理解していくには、

条件付けられない世界から、

どうして条件付けられる仕組みが生まれてくるのかを整理する必要

があるのです。

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