最も根本的な活動〝認識活動〟
人間は日々様々な種類の活動を同時並行的に行っています。
呼吸したり心臓を動かしたり、生命維持に必要なのが、生命活動
衣食住を確保するなど、生き残ることに直結するのが、生存活動
自らを起点にして、自分の外に対して意味価値あるものを産み出す、生産活動
自分の中と外の交換交流により、考えや感情を働かせる、精神活動
社会との関係性を構築していく、社会活動
意識化できる範囲では、これら5つの活動を人間は今この瞬間継続的に行ってます。
それぞれの活動レベルで無意識的、条件反射的に中と外のアクションとリアクションを行っています。
そしてこれら5つの活動よりもさらに深い領域で今ここ常にしているのが
〝認識活動〟です。
認識活動とは、
「不変・固定(観点)から、多様な変化の世界を観察観測する活動」を指します。
「宇宙誕生から今この瞬間に至るまでの、138億年間の時間・空間・存在の
変化・運動・移動の活動全て」を心の現象と捉え、それらすべてを認識活動と規定します。
ですから、寝たり起きたり、生まれたり死んだり、夢を見たり、輪廻転成したりと、
あらゆる現象が認識活動と言えます。
そして、それらの現象の背景となっている大前提に固定し、その土台から変化を観るのが認識活動であり、さらに、錯覚現実の自分の宇宙が生まれるのも認識活動によるものなのです。
脳の観点に固定された状態では、変化するものしか認識できないので、
自分や相手の観点、現象の背景を客観的に見ることはできません。
全ての活動を産み出す、認識活動の重要性はどんなところにあるのでしょうか?