認識疾患
問題を生み出すよう初期設定されていることが観点の問題です。
観点の問題は非常に根深いです。
あらゆる健康の基本原理は、留まることなく常に循環していることです。
しかし、人間は生まれた瞬間から脳の初期設定によって自分の観点に固定し、
自分と自分の宇宙に固定し、その中で考えや感情がエネルギーを滞らせ、
腐らせてしまうようになっているのです。
脳の認識の癖や観点、判断基準の問題などを正確に洞察、整理すれば、
人間皆が誰1人の例外もなく、初期設定からクローズで循環できない認識空間の中で生きている存在であることは、客観的な事実です。
このような人間共通の認識の欠陥を、
「認識疾患」と呼んでいます。
人間は錯覚現実を有限化して存在させ、不完全な部分循環のエネルギーで、自分にも他人にも○×ジャッジする判断基準の毒を広げてしまうのです。
人間の歴史は、自己否定、他者否定、システム否定という
判断基準が生み出す、摩擦衝突、紛争、戦争を終わらせることができず、
家族でも友人でも恋人でも、また国家や宗教の間でも、終わりなく否定と破壊のエネルギーを相互作用させ続けています。
全ての病気の治療は正確な診断と処方箋によって可能になりますから、
認識疾患であるという正確な診断ができることで、完全循環のメタ観点・メタ認識を得るという正しい処方箋が可能となり、人類共通のこの根深い疾患を完全治癒することができるのです。