美しいと思うから、美しくなる
私たちが日常生活で出会う様々な感情。
怒りや悲しみ、楽しい気持ちや嬉しい気持ちなど、
それらは何が原因となって生じるのでしょう。
何か強い感情が意識に上がった時、
外からの刺激に対してリアクションする形で感情が出ているので、
原因はその外の刺激にある、と考えると思います。
しかし本当は
「感情は、自分の無意識の中にあるイメージが、外からのなんらかの刺激に対して、反応して、表現として外に現れている。」
というのが感情の原因に対する正しい理解です。
つまり、
感情の原因は外ではなく、必ず自らの中にあるのです。
Noh Jesuさんが、
「塩がしょっぱいのを塩のせいにするな」
と言っていたのすごく印象的で、
受容する側に原因があるということです。
出来事や現象という環境は、感情が生じるキッカケにはなりますが、
根本的には、
「自分の無意識に反応した自分の心が、感情として表現される」のです。
どれだけ目の前に絶景が広がっていても、
自分が日常の仕事のことで頭がいっぱいでは感動できません。
もし何かに対して美しいと感じることができるのであれば、
それを美しいと認識できる心があるから美しいのです。