人は必ず分かり合えない

寸分違わず全く同じ環境・条件・状況で生まれ育った存在は、

人類75億人1人もいません。

たとえ双子でも全く同じ経験は絶対にしません。

 


人類500万年振り返っても、

そしてこの先の遠い遠い未来を見渡しても、

あなたという存在、個性は2度と生まれないのです。

 


そして、この個性、オリジナリティこそが、

人と人が分かり合えない根本原因でもあります。

 


人は小さい頃につくった判断基準を元に、

年を重ねながらその基準をより強固にしていきます。

 


基本的に自分が信じていることが現象化するようになっているため、

どんなことが起ころうとも自分の都合のいいように解釈して、

「やっぱりこうなるんだ!」

と自分の信念に対する確認作業を繰り返していくのです。

 


そうやって知らないうちに他人の意見に耳を傾けられないようになっていきます。

 


これは例外なく誰でもそうなのです。

いくら他人を思いやってると自負していても、

それは自分の観点の中の自分流の思いやりです。

 


すべてを把握していて、完全な判断をできる存在は1人もいません。

人は必ず分かり合えないのです。