脳の認識のクセ

自分と自分以外の世界があると認識するために、人間の脳は境界線を引くための特有のクセを持っています。

 


もしも人間の頭がスパンとれてしまった状態でも、意識だけはちゃんと残り世界を認識でくるのだとしたらどんな世界が見えているのでしょうか?

 


そこに残るのは〝境界線の無い無限の可能性〟

ただ無限の可能性ゆえに、カオスなのです。

そのカオス状態に秩序をもたらすために、脳は境界線をひくのです。

 


境界線を引くまではいいのですが、

厄介なのは一度思い込んだ境界線を絶対だとしてしまうことです。

そして自ら作り出した境界線に執着し、勝手に苦しんでいくのが人間の悲しい性です。

 


脳の認識のくせには代表的なものが4つあります。

①部分だけ取る

②違いだけ取る

③過去とつなげて取る

④有限化させて取る

 


まず「部分だけ取る」というクセを見ていきましょう。