どんな情報から意思決定するか?

人生は、意思決定の総合体です。自分がさまざまな意思決定をして、今があります。今ここの現実は、意思決定の結果体なのです。

 


このため、意思決定に問題があれば当然、今ここの現実にも問題があり、その積み重ねである人生にも問題があるということになります。

 


意思決定が物足りなければ、今が物足りないし、人生が物足りなくなるのは当然です。

 


今まで人類の意思決定方式は「目に見えるものは有る(実在する)」という人間の5感覚と脳からの入力情報を集めたクラウドを前提にしていました。

 


つまり、今までの人類の情報知識データは、人間5感覚脳のクラウドなのです。

 


ソフトバンクが発売した感情認識ロボット、ペッパーはクラウドAIという機能を搭載しています。

 


クラウドAIとは、例えば、日本のペッパーがある機能を覚えると、ネットワークにつながっているアメリカやヨーロッパのペッパーも同時にその機能を身に付けてしまうというしくみです。膨大なビッグデータをもち、集合知により加速度的に成長していくのです。

 


私たち人類が500万年間蓄積してきたデータは、5感覚脳で見ている情報知識です。人類は今、その情報知識に依存している状態ですが、はたしてそれは真実な情報データなのでしょうか。

 


このまま人類は、そのデータを使い、意思決定をしていて未来が明るいのでしょうか。それで、全人類は美しい秩序に溢れた尊厳社会をつくっていけるのでしょうか。