問題に気づく力
「問題解決能力を高める」と言いますが、
まず問題に気づく力を高めることが大切です。
日常生活において、問題がまったく無い状態というのはまずあり得ません。
何の疑問も抱かずに生きるからマンネリしてくるのです。
なぜ問題に気づくことができないのでしょうか?
それは
人間の脳の癖が深く関係しています。
脳は分離して物事を認識し、「それはそれ」と一度割り切ってしまうと、
なかなか共通性が見えなくなってくるのです。
物事の共通性が取れて、繋がりがわかった時に、
現実は問題だらけだということが見えてきます。
世の中の多様なものの繋がりがわからず、進むべき方向性が分からないと、
本当の問題発見をすることが難しいのです。
優れたリーダーは総合的な観点からの問題発見能力がある人です。
問題に気づいたら、それを認めて、受けいることが必要です。
誰かに委任していたり、当たり前と思っていては、
自分の問題解決能力を高めるチャンスを逃してしまうのです。